車の陸送にかかる日数は？都道府県別に日数や時間を比較

引越しで車を運ぶとき、個人売買などで車を購入したときに気になるのが、車が引越し先や自宅に届くのにどれくらいの日数がかかるのか、という点です。

車の陸送が近場であれば問題ないですが、遠方だった場合はどれくらいの日数が費やされるのか不安になる人もいるでしょう。

今回は、陸送で車を運んだ時にかかる日数や費用、陸送の際の注意点などについて、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

「陸送」とは

引越しや車の譲渡の際に使用されている「陸送」とは、そもそもどういった意味合いの言葉なのでしょうか。以下より陸送について説明しましょう。

陸送と輸送の違いは？

陸送と並んで頻繁に出てくる言葉が「輸送」ですが、陸送・輸送というこの2つの意味合いは似ているようで異なります。

車そのものを自走して目的地までいく場合もありますが、遠方の場合、あるいは車が故障したり車検切れで公道を走れない場合は、キャリアーに積載して目的地まで行きます。

陸地を走るだけでなく、飛行機で空を飛ぶ（空送）・船で海を渡る（船送）も輸送の一種になります。

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車の陸送は陸送業者に頼むのがおすすめ

引越し業者のなかには、引越しの際に、荷物と一緒に依頼主の車も、陸送で引越し先まで届けてくれるところも珍しくありません。

しかし、引越し業者は、自前のキャリアカーを所有しているところが少なく、陸送専門の業者に委託することが多いです。外部の会社に依頼していてその分手数料がかかるので、引越し業者に陸送を依頼すると高くついてしまいます。

そのため、車の陸送は、陸送の専門業者に直接お願いする方が安いです。引越し業者とは別に陸送会社にも依頼しなければいけないので、その分手間がかかりますが、安く抑えたい人は陸送業者への依頼がおすすめといえます。

車の陸送はどんな時に依頼する？

車の陸送は生活のさまざまな場面で必要とされています。陸送はどんな時に依頼するのか、その代表例を以下より紹介しましょう。

引越しの際に車を移動させるとき

車を所有している人が引越しをする際、引越し先がそれほど遠い場所でなければ、自分で車を運転して新居へ行くことが可能です。しかし、新居が現住所から遠方の場合は、運転は難しいといえるでしょう。

このような時に陸送をお願いすれば、苦労することなく車を新居の住所へ届けられます。運搬・運転のプロなので事故の心配もありません。

車の売却・購入で輸送をするとき

個人売買サイトなどを利用して車の売却・購入をしたとき、陸送業者にお願いすればスムーズに車の譲渡が可能になります。

個人間での売買の場合、仲介人がいないために売り手・買い手のみで交渉をするので、車の引き渡しが円滑にいかない場合、それが原因でトラブルに発展することもあるでしょう。

しかし、プロの陸送業者にお願いすれば、苦労なく車の譲渡が達成できます。

人に車を譲渡するとき

友人・知人、遠く離れている親戚などに車を譲渡する際に、陸送業者を利用するパターンが少なくありません。

譲渡する車を自走して届ける人もいますが、仕事などが忙しくて車を届ける暇がない、親戚の住居が遠過ぎて自走は不可能という場合、陸送業者のサービスが好まれます。

不動車を動かしたいとき

故障した車、事故を起こした車は、廃車にするか整備工場などに運び込んで修理してもらうかを選ばないといけません。しかし、どちらの選択をしても不動車なので動かすことは不可能です。

こんな時、陸送業車にお願いをすれば、キャリアカーに備え付けられたクレーンで車を動かして、キャリアカーに積載することが可能です。目的地である整備工場やディーラーまで難なく陸送してくれます。

車検切れの車を運びたいとき

車検切れの車は、公道を走ることが禁止されています。車検を受けたくても動かすことができないので、ディーラーや専門店に行くことができません。

しかし、陸送業者にお願いして車検切れの車をキャリアカーに積んで移動すれば、車検切れの車であっても問題なく目的地まで移動できます。

車の陸送にかかる費用はどのくらい？

車の陸送をお願いした場合、いくらぐらいの費用になるのでしょうか。陸送の費用を、都道府県別に表にまとめてみました。

最高額は、北海道から沖縄への陸送で120,000円となっています。この距離を自走すると、費用は安価に抑えられる反面、かなりの日数と体力・気力が必要ですが、業者であれば安心です。

車の陸送にかかる日数は距離によって異なる

車の陸送をお願いした場合、業者が車を引き取ってから目的地まで届けるのに、2〜10日ほどかかります。目的地までの距離が長いほど日数がかかり、それによって費用も高くなる仕組みです。

出発先から目的地までにかかる日数を、以下の表にまとめました。

♦北海道から陸送する場合

♦東北から陸送する場合

♦関東から陸送する場合

♦中部から陸送する場合

♦関西から陸送する場合

♦中国から陸送する場合

♦四国から陸送する場合

♦九州から陸送する場合

※同じ地域内であれば3日程度で陸送することが可能です。

陸送業者に依頼するときの5つの注意点

陸送業車に車の陸送を依頼するとさまざまなメリットがありますが、依頼する際はいくつかの注意するべき点もあります。その注意点とは何か、以下より説明しましょう。

信頼できる陸送業者に依頼する

信頼できる陸送業者は24時間年中無休の業者です。そのような業務姿勢であればこちらの要望にもいつでも対応してくれます。

また公式サイトや電話対応などでしっかりと料金体系を説明してくれるところも信頼できる業者です。このような対応の業者であれば、安心してお任せできます。

繁忙期は引取りに1週間かかることもある

引越しによる新生活が開始される前後である2〜4月は、業界の繁忙期といわれています。この時期は通常よりも料金が割高となり、予約も取りづらくなる時期です。

なるべくこの時期は依頼を避けること、避けるのが無理なら1〜2ヶ月前に予約をしておくといいでしょう。

見積は複数業者から取っておく

見積もりを1社ではなく複数の業者にお願いすれば、料金の相場がわかり、どの業者が最も安価であるかが把握できます。

見積もりは基本的にどの業者も無料で受け付けているので、必ず見積もりは出してもらいましょう。

輸送時に傷がついていなか確認する

業者によっては、人手不足で慣れていないアルバイトが多い業者などもいます。そのような業者の不手際によって、陸送中に車に傷や凹みが生じることがありますが、なかには「元々傷はついていた」と主張する業者もいます。

そのようなごまかしを通用させないためにも、陸送前の段階で車の写真撮影などをして、傷がついていない証拠を残しておきましょう。

車内に荷物が残っていないか確認する

車内に荷物を置きっぱなしにして陸送をお願いした場合、荷物が陸送中に紛失・破損しても、業者側は補償してくれず、自己責任になります。陸送前に荷物を置き忘れていないか確認しましょう。

陸送費用を少しでも安くする方法

陸送にかかる費用を少しでも安くしたい場合、どのような方法をとればいいのか、次より説明しましょう。

時間の融通をもたせておくこと

先述した通り、繁忙期と呼ばれている2〜4月は、料金を割高にしているところが多く、また忙しいためこちらの急な要望に対応しづらくなる時期です。

なるべく忙しくない時期に依頼するか、繁忙期にどうしても依頼したかったら数ヶ月前に依頼するようにしましょう。

自分で陸送業者の営業所に持ち込むこと

事業所まで自分で車を取りに行けば、費用を安くすることが可能です。大手の業者の場合、全国に事業所があります。

途中、行ける距離の事業所であればそこに陸送中の車を置いてもらい、そこに取りに行けば距離を縮められるので、費用も縮小できます。

車の陸送を業者に依頼するならクルリクがおすすめ

車の陸送をどこに依頼していいのか迷っている人は、陸送の専門会社であるクルリクの利用がおすすめです。

クルリクは、24時間354日対応しているため、自分の都合に合わせて依頼ができます。対応エリアは全国規模なので、どこ在住であっても申し込み可能です。

陸送を依頼する業者を検討している方は、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

陸送は、決して短期間で終わるものではないので、何日で目的地に届くか事前に知っておきましょう。

また、陸送はやり方次第で費用を抑えることも可能なので、その秘訣を頭に入れておくと便利です。本記事が陸送に役立っていただければ幸いです。