【最大3万円も?】引越時に車を格安にするテクニック

引越しの際に問題となるのが、所有している車の輸送方法です。引越し先が車で行ける範囲であれば問題ないですが、遠方の場合は引越しの荷物と一緒に車も輸送しなければいけません。

今回は、引越しする際の車の輸送方法の種類、輸送の際の注意点、輸送費を安く抑えるコツなどについて、詳しく解説しましょう。

引越しする時に車を輸送する4つの方法と特徴

引越しの際に車を運ぶ方法は、大きく分けて4つあります。次よりそれぞれのメリット・デメリットについて説明していきます。

車の陸送業者に輸送を依頼するメリット・デメリット

車の陸送業者に輸送を依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。

・メリット
料金が比較的安い
名義変更、住所変更、登録納車などの手続きも有料で代行してくれる

・デメリット
引越しの日程と輸送の日を別々に調整する必要があり、手間がかかる

引越しの際に車内に引越しの荷物を入れる人もいますが、大きな荷物を入れての輸送は基本的に禁止となっています。万が一、荷物が破損などしていても、陸送業者は責任を負いません。

引越し業者に輸送を依頼するメリット・デメリット

引越し業者に車の輸送をお願いした場合のメリット・デメリットは、次の通りです。

・メリット
引越しの際にまとめて手続きをするので手間がかからない

・デメリット
陸送業者にお願いするより料金が高い傾向
引越しシーズン(2〜4月)だと料金は高め​​

ただし、引越し業者は車の輸送の専門家ではないので、輸送は業務提携している輸送業者が担当します。その分、手数料などが発生するので、輸送を頼んだ場合は料金は高くなるでしょう。

また、引越しシーズンは繁忙期なので、全体的な料金が割高になります。引越し業者は、引越し作業の一つとして輸送も引き受けてくれるので、手続きに手間がかかりません。

フェリーで車を輸送するメリット・デメリット

遠方まで引越しをするときなどは、フェリーを使って輸送する方法もあります。フェリー輸送のメリット・デメリットは以下の通りです。

・メリット
大型車でも輸送可能
車と違って渋滞がないので、到着時間が把握しやすい

・デメリット
天候によりフェリーが利用できない場合もある

しかし、他の輸送方法と違い、フェリーは台風など悪天候によって欠航かどうかの決定が左右されるので、天候が荒れると輸送できません。

ハイエースなど通常の車より大きなサイズの場合、運ぶのが難しいですが、フェリーなら問題ありません。また、陸送と違って渋滞などに巻き込まれることもないので、時間通りに到着します。

自分で運転して運ぶメリット・デメリット

車だけ自分で運転して引越し先まで行くという方法もあります。その際のメリット・デメリットは次の通りです。

・メリット
費用がかからない
車に荷物を積める

・デメリット
遠方の場合、疲労する

ただし、近場の引越しであればそれほど問題ありませんが、遠方の場合は疲労します。引越しの準備などで疲れているうえに長時間の運転を強いられると、事故を起こす危険性も高いです。自分で運転すれば、輸送費用は一切かかりません。

また、引越し業者・輸送業者が断る車内へ荷物を入れる行為も、何を積んでも問題ありません。

費用を抑えるために自分での運転を選択する人もいるでしょうが、費用節約が実現する反面、リスクも伴います。

引越し業者に依頼すると輸送費が高くなる

先述した通り、引越し業者は、依頼主の車を輸送する際、業務提携している輸送業者にお願いして輸送します。

引越し業者が依頼主と輸送業者の間に入ることによって手数料が発生するので、引越し業者に車の輸送をお願いした場合が、最も高額になるといえるでしょう。

一部の引越し業者のなかには、自前で輸送用のキャリアカーを所有しているところもありますが、それでも料金は割高になります。

ただし、引越しの際に輸送も引越し業者が代行して手続きをしてくれるので、割高でも手間がかからないのがメリットです。

車の輸送にかかる日数や相場料金はどのくらい?

車の輸送にかかる料金相場、日数を表にまとめてみました。

距離 料金相場 移動にかかる日数
近場および隣県 1〜3万円 1〜4日
遠方 3〜10万円 4〜10日

依頼したお店によって料金は異なりますが、上記の料金・日数が大体の相場と考えていいでしょう。

車を業者に輸送してもらうときの5つの注意点

車の輸送をお願いする際は、事前に注意すべき点があります。その注意点5つを以下より紹介しましょう。

傷がないか確認して車の写真を撮っておく

輸送中に業者の不手際でボディに傷が生じたとしても、最初から傷がついていたと主張する業者もいます。

こういった場合、輸送前には傷がないという確固たる証拠を提示しないと、業者側は修理代を負担してくれません

そのため、輸送前はどんな状態だったか、証拠としてしっかりと写真に撮っておくことが大事です。

車内に荷物が残っていないか確認する

自宅・引越し先というルートを輸送するだけだから、車内に物を置きっぱなしにしても大丈夫と思っている人もいるでしょう。

しかし、いくら車内とはいえ、紛失する可能性も決してゼロではありません。車内だからと安心しないで荷物が残っていないか輸送前に確認しましょう。

輸送後の到着予定日時を確認する

引越しで車を輸送する場合、引越しの荷物と車の到着は別日になることが一般的です。

引越しと別の日に車が到着するので、車が到着する日に引き取りの立会人が家にいなければいけません。車を引き取るために、車の到着日時をしっかりと確認しておきましょう。

不動車や改造車は輸送できないこともある

故障・事故で動かない車、シャコタンなどの改造車は、キャリアカーに積載するのに手間がかかるので、輸送を受け付けていない業者も少なくありません。

不動車や改造車を引越しで運ぼうと考えている人は、注意しましょう。

荷物の紛失や破損は補償してもらえない

引越し時、車内に荷物を積んで移動させようと考えている人もいるでしょうが、輸送中に荷物が破損・紛失しても、業者側は補償しないのが一般的です。

自分で車を運転して引越しする場合であれば問題ないですが、それ以外の輸送の場合は注意が必要です。

引越しする時に車の輸送見積もりを抑える3つのコツ

引越しで車を輸送する際、その料金を安く抑えるためのポイントを、次より紹介しましょう。

繁忙期を避けて早めに予約する

引越しと車の輸送の繁忙期といわれる2〜4月は、料金を通常の1.5〜2倍と割高にしているところもあります。

この期間の依頼はなるべく避けること、避けられないとしても予定の1〜2ヶ月前に予約をして時間に余裕を持たせておけば、料金を安く抑えられるでしょう。

陸送業者など輸送費が安い会社に依頼する

引越し業者に依頼をすると、業務提携している陸送業者が輸送を担当することになり、この場合、引越し業者へ支払う手数料が発生します。

しかし単独で陸送業者に依頼をすると手続きの手間はかかりますが、引越し業者よりは費用を安く抑えることが可能です。

りくさん
複数の陸送業者に見積もりを出して比較する方法を行えば、安い陸送業者を見つけられます!

車を近くの陸送業者の営業所に持ち込む

車を、引越し前の自宅から引越し先へ輸送してもらうのではなく、自宅近くの陸送業者の営業所へ持ち込めば、5,000円ほど費用が浮くのです。

すべての陸送業者が営業所(ヤード)を持っているわけではないので、事前に確認しましょう。

引越し後に必要になる車の手続き

引越し後は、引越し前に登録していた情報の変更手続きをしなければいけません。その詳細について、次より説明しましょう。

住所変更に伴う手続き

引越しにより車の所有者の住所が変更したら、運輸支局、自動車検査登録事務所に変更した住所登録の手続きをする必要があります。

手続きの際には以下のものが必要です。

  • 申請書
  • 手数料納付書
  • 自動車保管場所証明書
  • 自動車検査票(車検証)
  • 住民票(新住所)
  • ナンバープレート

※軽自動車の場合は、手数料納付書の代わりに軽自動車税申告書を用意

保管場所届出書の手続き

保管場所証明申請には、必要書類を管轄の警察署に提出しなくてはいけません。その必要書類は以下になります。

  • 自動車保管場所届出書
  • 保管場所標章交付申請書
  • 保管場所の所在図・配置図
  • 自認書または保管場所使用承諾書

引越し時の車の手続きは代理人でも良い

引越し時の車の手続きは、家族や友人が代行することも可能です。1万円ほどの費用で司法書士に代行してもらうこともできます。

普通自動車の場合は委任状、軽自動車の場合は申請依頼書を提出すれば、本人以外の人間の代行が可能です。

車の陸送を業者に依頼するならクルリクがおすすめ

引越しで車の輸送が必要な人は、クルリクへの依頼をおすすめします。クルリクは、引越しや営業車の輸送、個人売買、譲渡など、車の輸送を専門としたサービスです。

全国すべてが対象エリアであり、24時間365日対応なので、こちらの都合に合わせて依頼ができます。

輸送時間も最短で翌日の到着が可能なので、時間をかけずに車と対面できて安心です。

陸送の依頼を検討されている方は、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回の記事で解説した通り、引越し時の車の輸送はさまざまな方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。どれが自分に適しているかよく考慮して輸送方法を選ぶことが大事です。

また、輸送にかかる費用を安く抑えるポイント、引越し後にする手続きなども、頭に入れておきましょう。

ぜひ今回の記事を参考にしてスムーズな車の輸送を実施してください。